2016年05月17日

クイックリリース不要説

その昔、トゥーリョ・カンパニョーロは、冬の手のかじかむ時期でも容易にホイールを脱着できるようにするべく、クイックレバーを発明しました。

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今日のロードバイクでも採用されているこのホイール脱着システムの発明は、サイクルロードレース界における革命的・飛躍的進化であったと言えます。さすが自転車大国イタリア。カンパニョーロさんを褒めよ、讃えよ。

…さて、そんなクイックリリースですが、本当に必要でしょうか。

「カンパニョーロさん褒めた直後にいきなり否定かよ!」と思うかもしれませんが、私が否定しているのはクイックリリースの存在意義そのものではなく、使うシーンの方です。

つまり、パンクした時に手を挙げるだけでチームカーから替えのホイールを持ったメカニックが猛ダッシュで飛び出してくるというある意味で特殊なシーンを除けば、クイックリリースは不要なのではないかという話です。

先日、GIANT MR4にこちらのスキュアを取り付けました。

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BBBのWHEELFIXED BQR-03という型番のものです。お値段は2000円ほど。

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このスキュアはストレートに言ってしまえば、クイックリリースからクイックレバーを取り除いたものです。脱着には4mmのアーレンキーを必要とし、ホイールの脱着には多少の手間がかかります。

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「脱着に手間がかかるだけでメリットはないし、クイックで良くね?」という方へ向けて、このスキュアを取り付けることで得られたメリットを書いてみます。

・クイックレバーへのイタズラ防止
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イタズラなのか自分で締める時に間違えちゃってるのかはわかりませんが、クイックレバーが変な角度を向いてしまっているクロスバイクやロードバイクをたまーに見かけます。クイックレバーの向きというのは非常に重要で、誤った角度にレバーが装着されていると、障害物等と接触した際にレバーが解放されてしまい、思わぬ事故の温床となることがあります。このスキュアを使えば、駐輪中に何者かによってクイックレバーを素手でイタズラされる心配がなくなります。

・ホイールの確実な取り付け
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クイックリリースを正しいトルクで締め付けるには実はけっこうな力が必要で(ショップに自転車を預けたらクイックレバーが硬く固定されて返ってきたなんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。)、握力が少ない人にとってクイックリリースを正しいトルクで締め付けるのは非常に困難だったりします。比較的力を加えやすい4mmのアーレンキーを使って締め付けるこのスキュアは、クイックレバーに比べて少ない力で確実に締め付けることが可能です。

・多少の盗難防止効果
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脱着にどこでも売ってる4mmアーレンキーを使用するので、あまり手放しに効果が高いとは言えないのですが、ホイールの盗難防止(抑止?)効果は多少期待できます。例えば、ショップの前に置いてあるようなサドルを引っかけるようなタイプのバイクスタンドに自転車を駐輪する際、自転車のフレームにカギはかけるでしょうが、カギの取り回しの関係上、なかなかホイールにまでカギが届かないなんてことも多々あります。そんな時にこのスキュアが装着されていると、少なくともクイックリリースを使っている時よりは安心できます。

・多少の軽量化
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こちらもあまり効果が高いと言うことができないのですが、レバーがない分、ほんの少しだけ軽量化が可能です。一般的なクイックリリースの重量が前後ペアで120g程度のところ、この製品は前後ペアで78gと多少軽くなっています。もちろん、チタン製の軽量クイックリリースなんかだと前後ペアで40g程度のものが多く、とても手の届かない壁を感じますが、同時にそのような軽量クイックリリースは平気で1万円くらいするので、2000円程度出すだけで40g程度軽量化できるこのスキュアはコストパフォーマンスに優れていると言えます。(また、軽量クイックリリースは締め付けに問題があると指摘されることも多いようです。)

・バイクスタンドへの収まりの良さ
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これは本当に副副産物的なものになるのですが、室内用のディスプレイスタンドの定番商品のミノウラ製バイクスタンドへの収まりがよくなります。クイックレバーが邪魔にならないからか、ガポっと気持ちよくすぐにハマってくれます。クイックリリースを使っていると、たまに一回でスタンドにハマらないことがありますが、そういうのって意外とストレスだったんだなということに気づかせてくれました。細かいメリットですが、毎日乗る人にとってはありがたいものだと思います。



…以上の観点から、特定の特殊なシーンを除き、クイックリリース不要説を主張したいと思います。まあ、通常のクイックリリースに戻したければすぐに戻せるわけなので、一度試してみるといいんじゃないかと思います。(雑)



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2016年03月22日

大切な愛車を守るためABUS Ultra Mini 410 SH(180mmモデル)を購入

自転車がブームになると共に、悲しい盗難事件も後を絶ちません。みなさん、自転車の盗難対策、ちゃんとやれていますか?たとえ少しの時間であったとしても、油断はできませんよ。頑丈な鍵とツーロックでガッチリとロックしましょう。

というわけで、頑丈な鍵を購入しました。こちらです。

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ついにUロックを購入してしまいました。ABUSのUltra Mini 410 SHの180mmモデルです。

元々ABUSのチェーンロックを持っていましたが、物陰に隠れてしまうような駐輪場に長時間自転車を駐めることが多くなったこともあり、更なる安心を求めてUロックを追加をしたというわけです。現在の布陣はご覧の通り。

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こんなに持ち歩くとさすがに重いですが、盗られるよりよっぽどマシです。(本当に心配な時はさらにワイヤーロックを追加したりします。)

さて、Ultra Mini 410 SH(180mmモデル)を詳しく見ていくことにしましょう。

大きさはヘルメットとの比較でこんな感じ。(因みにこちらのヘルメットについてはこちらで詳しく書いてます。)

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解錠するとこんな感じ。解錠中は鍵が抜けない親切(?)仕様です。

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内寸を実際にメジャーで測ってみました。縦が180mm。

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幅は80mm。HP上では100mmとなっていますが、実際にロックを掛けられる部分は80mmでした。握り拳一つ分くらいの幅ですね。

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この内寸でどのような施錠の仕方ができるかGIANT MR4で試してみましょう。

まずは前輪とフレームをロック。

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余裕ですね。

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次は後輪とフレームをロック。

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こちらも余裕。

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最後にチェーンリングとダウンチューブをロック。

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こちらはなんとかという感じ。

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さて、盗難から自転車を守るためには、頑丈な固定物と自転車を同時にロックする”地球ロック”(アースロックという言い方もします。)が非常に有効です。このUロックでは可能なのか試してみます。

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なんとかできました。180mmでギリギリでした。このように都合よく固定物がある場合はなんとかなりますが、そうでない場合はチェーンロックなどとの併用が必須ですね。

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大切な愛車を盗人の手から守るために頑丈な鍵は必須です。たしかに初期費用こそかかりますが、壊れるものではないので(壊れたらそれこそ問題だw)一生モノだと思って思い切って購入することをオススメします。きっとあなたの愛車を守ってくれることでしょう。



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2016年03月10日

GIANT MR4用タイヤに新しい選択肢。IRC ASPITE 24×1を試してみた。

通学兼町乗りに使ってるGIANT MR4ですが、タイヤに寿命が来たので交換することにしました。

今まで使っていたのはシュワルベのデュラノというタイヤです。

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このようにパックリと亀裂が入ってしまいました。ただし耐パンク素材のおかげで貫通はしていません。

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シュワルベ曰く、デュラノは耐久性とグリップの良さが売りなんだそうですが、概ねその売り文句は間違っていないのかなと思いますね。実際、二年くらいこのタイヤを使っていますが(一年毎に交換)パンクに遭ったことは一度もありません。ただ、グリップの方は特別いいというわけではないかなという感じです。

で、今回もまたデュラノでもよかったんですが、IRCが新たに24インチタイヤを発売したので試してみることにしました。



試したのはASPITE 24×1というタイヤ。このタイヤは未来の”原石”を応援するIRCのNEWカテゴリーとしてジュニアライダー向けに開発されたタイヤで、2014年のサイクルモードで既に発表はされていたものです。ジュニア向けタイヤでありながら、IRCのフラッグシップタイヤであるASPITE Proと同じトレッドパターンを使用している点が特徴です。

さっそくタイヤをインストールします。



GIANT MR4はこういう角度がよく似合いますね。

さて、さっそくニュータイヤをシェイクダウンしていきます。とりあえず幕張まで走りに行ってきました。だいたい往復40kmくらいでしょうか。

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最初の十数キロは新品タイヤを慣らすような感じでしたが、徐々にタイヤが本領を発揮するようになってきました。25km/hくらいのスピードからデュラノでは感じられなかった転がりの良さを実感するようになります。走行感覚も上品かつマイルドな感覚で非常に好印象です。



問題はこの走行感がいつまで持続するのか?耐パンク性能はどの程度なのか?といったところですが、このあたりは長期的に使ってみないとわからないですね。とにかく現段階では最高です。GIANT MR4ユーザーなら一考の価値アリです。

//追記
このタイヤを導入してから約半年後の感想です。






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